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地産地消・身土不二

地元の木を使うことが環境を守る第一歩です

近くの山の木で家を建てることはCO2の大幅削減となります。
  • 乾燥は葉枯らし乾燥(お日様乾燥)なのでエネルギー不要。
  • すぐ近くの山、製材所から運びますので、運送距離が短い。
  • 土台から柱、梁、スジカイ、垂木など一棟丸ごと八女の木を使います。
  • 外材を使用しないことで日本の山、地元の山が保全されます。
  • 地元の山が活性化すれば全ての活性化につながります。
天然乾燥と人工乾燥の違い 天然乾燥その1
天然乾燥その2
天然乾燥その3
平成18年静岡県天竜にて作成されたものです。 福岡矢部村での葉枯らしと木材搬出
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矢部川ものがたり

矢部川ものがたり
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CO2マイナス6% イシナガスタイル

木材乾燥編 その1

人工乾燥の功罪
人工乾燥による排煙乾燥木材の需要が高まり、国産木材も乾燥剤で流通するようになってきました。国も木材乾燥機の普及を進めるため、補助制度なども実施しています。約1週間ほどで乾燥出来るこの機械乾燥機を使った木材乾燥は、一定値まで水分量を落とす事が可能で短期間に出荷サイクルを作れるため、現在では主流となっています。

日本全国でどれだけの重油が燃やされているのでしょう。
現在流通している木材の殆どは、人口乾燥材です。それだけ、杉という木は乾燥させる事が難しい木です。では、人口乾燥で使う熱エネルギーの量は、どれだけのものなのでしょうか? 重油を例にとると、一週間、乾燥機を動かすのに使う重油の量は400リットルも必要なのだそうです。灯油ポリタンク20個分です。

ここに一つの試算表があります。二酸化炭素(CO2)はどれだけでるでしょうか?

「蒸気加熱器乾燥機」を使用し、杉1立方メートルを乾燥すると、
ボイラー重油 55万kcal 重油76リットル CO2排出係数(2.98) 226.5kg
送風ファンなどの電力 50万kWh CO2排出係数(0.36) 18.0kg
合計 244.5kg

実に224.5㎏ の二酸化炭素排出量になります。仮に住宅一軒15~20立方メートルの材料を使用したとすれば一軒当たり、3~4トンのCO2を排出している事になります。

天然乾燥なら、CO2削減はトン単位。
つまり、人工乾燥を止めて、天然乾燥材にするだけで、住宅一軒3~4トンのCO2削減になるのです。1年の住宅着工数の1割が国産材を使用したとして、30万トンのCO2削減になる計算です。

【各種材料製造時におけるCO2排出量】
各種材料製造時におけるCO2排出量

自然乾燥の様子 伐採からとり組んだF様ご夫妻
伐採からとり組んだF様ご夫妻
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CO2マイナス6% イシナガスタイル

木材乾燥編 その2

自然乾燥材である事の大切さ 人工乾燥で危険な内部割れ
人工乾燥材で気をつけなければならない事は、高温乾燥で顕著に見られる「内部割れ」です。表面に割れは少なく、外見は良いのですが、内部から割れが起きています。(乾燥技術の向上で、内部割れは少しずつ減ってきてはいます。)
内部割れ
内部割れ
この「内部割れ」がとても危険だという報告もされています。山辺構造設計事務所が人工燥材と天然乾燥材とで、強度の比較実験をした結果、継ぎ手での強度は天然乾燥材の半分程度しかないというデーターがでました。継ぎ手が掛けたり、脱落したりといった致命的な欠陥要因にもなると言います。

当社施工現場よりその1
当社施工現場よりその2
当社施工現場より
なぜ天然乾燥材の方が強いのでしょう?木には俗に「油分」と言われる成分があり、木材内に貯えられています。製材すると油分の強い木は、触るとまるでロウを塗ったかのようにねっとりとしています。この油分が、木材を曲げたときに折れずにギリギリまで曲がって耐えてくれる「粘り強さ」の元になっているのです。また、この成分が木特有のつやの良さなど、木本来の美しさを引き出す成分でもあり、木特有の「香り」成分なのです。
ところが、人工燥すると、水分と一緒にこの「油分」も木から出てしまっています。結果、粘りのない脆い木になってしまい、また色つやも悪く、香りのしない材が出来上がってしまうのです。

化粧表し材には 天然乾燥材が最適

構造材をそのまま室内に見せる施工が増えています。天然乾燥材は、表面に若干の小割れは入りますが、上棟時の色つやは、まさしくピンク色にキラキラ輝いていると表現出来る程美しいものです。昨今では、構造用集成材やくん煙木材など、人が手を加えた木材が出回っていますが、自然の美しさ・強さは自然乾燥の良さには叶いません。
当社完成物件よりその1
当社完成物件よりその2
当社完成物件より
また、天然乾燥材を使用しなければ、木の香りのする家造りは実現出来ないでしょう。
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CO2マイナス6% イシナガスタイル

木材乾燥編 その3

人工乾燥などが撒き散らす大量のCO2
・一棟の材木で出すCO2
その①で紹介しました人工乾燥によるCO2排出量の算出法は、環境カウンセラー馬場利子氏の試算に寄るものですが、当社で建てました住宅の例で算出してみました。
[木材の使用量]
1平方m当たり 0.25立方m
[右図の木材使用量]
0.25立方m×119平方m=29.75立方m
[二酸化炭素排出量]
1立方m当たり 224.5㎏
[右図のCO2排出量]
224.5㎏×29.75=6678.88㎏
M様邸がもし人工乾燥だったら約6.7トンのCO2排出量です。
M様邸
H19年10月竣工M様邸木造二階建 延面積119平方m。
木材はH18年10月に月齢伐採し、葉枯らし乾燥材を使う。

6.7トン対ゼロトン
・・・・ M様邸は、自然乾燥だから限りなくゼロ。必要なのは時間だけ。スローで行けば温暖化防止に貢献出来るのです。

・構造用集成材木
一般の方にはなかなか判りにくいのですが、構造用集成材は節も割れもなく、実にキレイな木材です。しかし、本物ではありません。接着材で上手に割合わせています。コレを推進している人たちは、本物の木より1.5~2倍強いと申されます。でも、経年変化、劣化はどうしても避けられません。現にこの木材で問題も発生しています。中国からもたくさんはいっています。この材木はリサイクルも出来ません。燃やすと黒い煙と臭いが出ます。・・注文する人、造る人もスローで行けば、使う必要はないのですが・・。
構造用集成材
接着剤で貼った柱

・くん煙木材
昔の古い家は、囲炉裏のたき火やかまどの火で、いつの間にか柱や梁などがくん煙されて、虫がつかなく、腐りにくく、丈夫で長持ちしています。更に解体後もリサイクル出来ます。この様な古材は今引っ張りだこです。・・・何故くん煙はいいのでしょうか。世界遺産の白川郷。私は夏冬に数回訪れています。冬は囲炉裏で勢いよく薪が燃えています。とても暖かいものです。でも、囲炉裏から離れると隙間の多い合掌造りですから寒さを感じます。夏も囲炉裏で薪を燃やしています。冬ほどではないのですが、汗ダラダラです。囲炉裏から離れるとヒンヤリとしていいものです。夏の暑い日になぜ火を燃やすのか?この様な家造りは、火を年中燃やして煙を出し続けなければ家を守って行くことが出来ないそうです。白川郷に限らず、私が訪れた全国各地の古民家では皆一様に火を燃やして煙を出していました。昨年夏白川郷の隣村五箇山を訪れました。最も古い民家で築400年の家がありました。90才を越えたおじいさんが唄をうたいながら薪をくべていました。
くん煙木材
通気性のある家で、薪を燃やし、煙を出し続けなければ、本当のくん煙ではない

・材木は自然まま、そのままで
京都北部の美山。ここの村も白川郷と同じく、沢山の民家が点在しています。しかし、都市化の波にもまれ、いろいろな都合で、茅葺きをトタンで覆い、囲炉裏で火を燃やすこともなくなってきました。お年寄りもいなくなり、若者は町に出て行きました。・・・するとどうでしよう、長い時を経て、くん煙されていた柱・梁が腐り出したのです。トタンで密閉され通気が悪くなった屋根、煙が出なくなった家では、こうなるのです。古民家は守り続ける、通気を良くし、煙を出し続けてこそ古民家であり、くん煙材なのです。このところ構造用集成材やくん煙材が出回っていますが、果たしてどうでしょうか?自然の木にいろいろと手を加えることは、CO2排出の増加にもなります。自然の恵みでもある木材はそのままで、自然のままで使ってほしいものです。
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木材の運送エネルギー【編
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矢部川物語・・・有明海の貝殻しっくい(セラミック入り)

イタリア・ギリシャ・スペイン・フランスなど地中海に面する国々、紺碧の青い海と白い建物の風景は実に素晴らしいものです。この白い家はほとんどがしっくい塗りでゴテゴテ感の素人っぽさがなんともいえない味わいを出しています・・・・。このしっくいこそが貝殻から出来ているしっくいなのです。日本では石灰から出来るしっくいが主流ですが、外国は貝殻のしっくいが主流です。日本でもかっては貝殻しっくいもたくさんあったとのことでしたが、世の例に習い、いつしか消えてしまったそうです。・・・でも、何と地元も地元の矢部川に接する柳川市大和町で貝殻しっくいを作っていたのです。私としては、合鴨畳みに匹敵する感激度でした。

矢部川河口
矢部川河口の船場 ボタ山の様に山積みされた貝殻
貝殻 ツナギの海草・ぎんなん草(北海道産) ツナギの海草・ぎんなん草(北海道産)
みごとなしっくいに生まれ変わります ツナギの海草・ぎんなん草(北海道産)
ツナギのすさ・麻袋から作ります。 ツナギのすさ・麻袋から作ります。 柳川貝がらしっくい完成
ツナギのすさ・麻袋から作ります。 有明貝がらしっくい完成
柳川貝がらしっくい完成 ギリシャの貝殻しっくい
有明貝がらしっくい完成 ギリシャの貝殻しっくい

イシナガ建築工房では地産地消・身土不二をモットーに地元・矢部川の流域で取れる材料を使った木の家を建てることでウッドマイレージを減らし、CO2の削減を目指しています! 長く住めて家族みんなの健康と安全のためになる本物の家を皆さんも建ててみませんか?

環境と家族にやさしい木の家に興味のある方は、お問い合わせからイシナガ建築工房までご連絡ください。


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